資機材がなければ始まらない
地震や豪雨災害が起きた時、被災された方々のために多くの人々が「助けたい」「何か自分にもできることはないか」という想いで集まる。本当に尊いことです!そんな皆様のために、わたしたちにできることがあります。
災害が発生してすぐに被災地では「災害ボランティアセンター」が立ち上げられます。ここは、助けを必要としている被災された方と「助けたい」ボランティアさんを繋ぐ基地のような場所です。災害ボランティアセンターを立ち上げる前に、ボランティアさんの受け入れを開始する前に、資機材を揃えておかなければ被災された方々のニーズに応えることができません。せっかく集まってくれたマンパワーを活かすことができない状態になります。そうならないために、スムーズに活動が開始できるように初期装備セット(災害の種類によって資機材の種類も変わります)を搬入しています。
「助けたい人」と「助けが必要な人」の間には
また、活動が進みフェーズの変化によって求められる資機材もガラッと変わります。例えば、昨日はスコップが50本足りないとの情報を確認すると「スコップより高圧洗浄機が10台必要なのとサーキュレーターが20台必要な現場がある」というような状況も多々あります。現段階では、このように変わりゆく資機材にもなんとか対応できています。
このような資機材のミスマッチなどの問題は、被災された方のニーズに応えることができない状態となってしまいます。同時に被災された方々からのニーズも溜まっていきます。被災された方の声を把握しても活動を待っていただくという時間は、双方にとっても本当に辛いことだと思います。特に災害ボランティアセンターでは「助けたい人」と「助けが必要な人」の間には「活動に合った資機材」が必要となります。またフェーズによって変化する資機材への対応も必要となります。わたしたちは、このような目立たない地道なロジスティクスが災害ボランティアセンターを支え、集まって来られるボランティアさんを支え、被災された方を支える支援だと感じています。





